Shows / 教育カフェテラス

教育カフェテラス
「教育カフェテラス」は、国内・海外の教育に関する最新情報をお届けするポッドキャスト番組です。 現役教師の水野先生と、未来の先生を目指す大学生・沙弥香が、教育の最前線を明るく楽しく深掘り! 「最近の教育トレンドは?」「私たちの学校の課題は?」「課題解決のためにできることは?」 教育に関わるすべての人へ、明日からのヒントをお届けします。 さあ、私たちと一緒に、教育の未来を覗いてみませんか?
Episodes
- 教育カフェテラス
先生が夜眠れなくなる心配ごとにどう備える?
アメリカの経験豊かな教育者が、先生を眠れなくする4つの心配ごとと、その備え方を書いた記事です。荒れる教室には、行動の始まり方を調べる問いで向き合うこと。課題に取り組まない子とは、力くらべをしないこと。終わらない仕事は、時間を区切ってまとめて片づけること。新しい管理職や保護者とは、こちらから関係をつくりにいくこと。心配は…
- 教育カフェテラス
不登校でも勉強だけはさせたい親心が子どもを追いつめる?
不登校の子の受け皿として広がるフリースクールについて、選び方を間違えると子どもがさらに追いつめられる、と伝える記事です。フリースクールは、生まれた経緯によって方針も集まる子どももさまざまで、選ぶための情報がほとんどないこと。主体性の尊重と言いながら何もしない場所や、学力を重視するあまり、教育熱心な親に追いつめられた子を…
- 教育カフェテラス
すぐに答えを教えないほうが子どもは伸びるのか?
アメリカの教育サイトで、教育の研究者と校長が、生産的な苦闘という考え方を解説した記事です。子どもが今の知識を新しい場面に当てはめようと、ほどよい難しさの課題に取り組むこと。学びが深まる、粘り強さや助けを求める力が育つ、といった理由。そして、苦闘を、ただのいらだちで終わらせないために、子どもの得意と苦手をデータで確かめて…
- 教育カフェテラス
話し合いがすぐまとまるクラスは本当にいいクラス?
若手の先生向けの学級経営の連載から、大学の准教授が、いつも同じ子の意見で決まる話し合いを見直す方法を書いた回を取り上げます。早くまとまる話し合いの陰で、自分の考えを言わずに合わせている子がいるかもしれないこと。1人で考える、ペアで話す、全体で話すという入り口づくり。少数意見を拾う声のかけ方や、すぐに多数決にしない工夫、…
- 教育カフェテラス
AIを使う授業で先生が見るべきは完成品ではない?
埼玉県戸田市の教育委員会が、市立の小中学校向けに、生成AIの利用ガイドラインを改訂したという記事です。子どもが自分で直接使うのは原則として小学5年生から、と学年ごとの基準を整理しました。評価では、できあがった作品だけでなく、最初の考えやAIへの問い、答えの確かめ方まで見ます。中学1年生の国語の意見文の例や、茨城県つくば…
- 教育カフェテラス
苦しんでいる先生に管理職がかけるべき言葉とは?
アメリカの4人の校長と教頭に、困っている先生をどう支えているかを聞いた記事です。数日悩んだら必ず相談する、というひとりで戦わないルール。毎日の教室訪問やコーヒーを配る時間でつくる、相談しやすい関係。ほかの先生の授業を一緒に見に行き、そっとポイントを伝える支え方。そして、自分の経験を押しつけない姿勢です。日本の職員室で、…
- 教育カフェテラス
保健室でだけ見せる顔を担任はどう知ればいい?
子どものSOSを見逃さない教室づくりをテーマにした連載から、埼玉県の公立小学校の先生が、保健室や校内の別室と教室をつなぐ方法をまとめた回を取り上げます。担任1人で抱え込まず、結論が出る前の、少し気になる段階で共有すること。事実と解釈を分ける、時系列で見る、複数の場面をつなぐ、記録を残す、守秘と安全のバランスをとる、とい…
- 教育カフェテラス
特性のある子への声かけはクラス全員に効く?
小児科の専門医が、先生向けのイベントで、発達の特性がある子どもへの関わり方を語ったという記事です。席を立つ、思いついたらすぐ話す、という特性は、発想力やひらめきにもつながること。行動には理由があり、その背景を探ること。いい行動を見つけて言葉で返す、叱るときは近づいて穏やかに伝える、といった方法を紹介します。会場の先生か…
- 教育カフェテラス
学校の1年を1枚の表にすると何が見えてくるのか?
アメリカの学校の校長が、学校の1年間の仕事をすべて書き出した表を、管理職チームでつくり育ててきた方法を紹介する記事です。月ごとに、時期、種類、行事の中身、必要な資料、担当者、メモ、終わったかどうかの印を並べます。資料の欄には、過去のお知らせや手順、そして行事のあとのふり返りを日付つきで残します。毎月の会議での使い方や、…
- 教育カフェテラス
準備が追いつかない授業を行事に変えるとどうなる?
授業準備の時間が取れないとき、ベテランの先生はどう乗り切ってきたのかを語る連載から、奈良県の公立小学校の先生の体験談を取り上げます。準備をしすぎると、子どもがお客さんになってしまうこと。何を教えるかより、学びたくなる仕掛けをつくる環境設定と、発表の場をゴールに置く行事化。荒れた教室で学んだ導入の工夫や、準備は8割でいい…
- 教育カフェテラス
研究授業で見るべきなのは一番後ろの席の子?
みんなの教育技術の連載から、栃木県の公立小学校の校長先生が書いた、研究授業を参観するときの3つのポイントを紹介します。すべての子どもに学びがあるか、子どもが動き出すか、先生が目の前の子どもの反応を見ているか、です。一番後ろの席の子を1時間見続けた先生の指摘や、実習生の道徳の授業で起きたやり取りから、授業を見る目と、見せ…
- 教育カフェテラス
教科の垣根を越えて学び合うと何が育つのか?
アメリカのミドルウェブの記事から、ニューヨーク州の小学5年生の担任の先生が、教科の枠を越えて子どもたちに協働させる実践を紹介します。社会では家族のルーツを紹介し合い、国語では小説の背景をグループで調べてから読み、算数では解き方の道筋を比べ、理科では主張と証拠をチームで確かめます。さらに1つのテーマで教科をつなぐ単元を組…
- 教育カフェテラス
一流のスポーツ選手のように先生も授業を練習できる?
アメリカのエデュトピアの記事から、すでに力のある先生がさらに伸びるための、研究に基づいた6つの方法を紹介します。伸ばすところを1つに絞る、生徒の声を集める、授業の映像で客観的に見る、難しい場面を前もって練習する、問題行動の奥にある原因を見る、毎日の同僚との会話のなかで学び続ける、の6つです。一流の選手が技を切り出して磨…
- 教育カフェテラス
「うちのクラスにはいない」は何を根拠にしているのか?
みんなの教育技術の連載から、性の多様性を学級全員で学ぶ理由を紹介します。職員室で出がちな、うちのクラスにはそういう子はいないのでは、という声に対して、性のあり方は見た目では分からず、相談がないことは、いない証明にならないと筆者は言います。誰かが打ち明けるのを待って始める学びにせず、子どもに自己開示を求めないまま、決めつ…
- 教育カフェテラス
授業の最初の10分で子どもを科学者にできる?
アメリカのエデュトピアの記事から、中学校の理科の先生が工夫した、授業の最初の10分の使い方を紹介します。前の時間の復習をやめて、写真やデータの表を手がかりに、1人で考える3分、立ち歩いて相手を替えながら話す4分、最初の考えを書き直す3分に組み直しました。ねらいは、新しい証拠に出会ったら考えを直す、という科学の姿勢を毎日…
- 教育カフェテラス
先生がいちばん減らしてほしいのは残業時間ではない?
こどもとITの記事から、小学館のみんなの教育技術が2672人に聞いた、先生の勤務実態の調査を紹介します。勤務は平均で約11時間、休憩がほとんど取れない人は64.6パーセントで、前の年からほとんど変わっていません。一方で、残業時間を減らすより、気持ちの疲れを減らしてほしいと答えた先生が60.6パーセントいました。時間と心…
- 教育カフェテラス
中学校に情報・技術科ができると何が減るのか?
こどもとITの記事から、文部科学省が8月31日に公表した、次期学習指導要領に向けた審議まとめの素案を紹介します。情報活用能力をすべての学びの基盤と位置づけ、小学校に情報の領域、中学校に情報・技術科を設けます。総授業時数は増やさず、学校の判断で教科ごとの時間を最大15パーセント増減できる調整授業時数制度で、余白の時間を生…
- 教育カフェテラス
運動会の徒競走で順位をつけるのはかわいそう?
みんなの教育技術の連載から、稲垣孝章さんによる、競争と協働の特徴を踏まえた学級経営の話を紹介します。徒競走で勝ち負けをつけるのはかわいそうなのか。筆者は、努力しても思うような結果が出るとは限らないことを体で知る意味を挙げます。一方で、競争は序列を生み、協働は感情の人間関係に左右されやすいという課題もあります。紅白で競い…
- 教育カフェテラス
20問解いても何が分からないかは分からない?
アメリカのイースクールニュースの記事から、小テストや練習問題を、生徒のつまずきを知る手がかりに変える考え方を紹介します。点数だけでは、どの学習目標でつまずいたのか、次に何を練習すればいいのかは分かりません。問題を学習目標ごとに整理し、結果を生徒にも見せ、つまずきの原因は先生が見極める。1つの学級、1つの単元から試せる流…
- 教育カフェテラス
週3日しか来ない先生がいても学校はなぜ回るのか?
東洋経済オンラインの記事から、千葉県の小学校の先生がオランダの学校を訪ねて知った、先生の働き方の仕組みを紹介します。週3日や4日だけ働く先生が珍しくなく、1つの学級を複数の先生が担当し、定例の会議もほとんどありません。支えているのは、毎年チームで仕事を洗い出し、今いる人員と時間で本当に実行できるかを確かめる仕組みでした…
- 教育カフェテラス
友達の作文を読むとき何を聞けばいいのか?
アメリカのミドルウェブの記事から、生徒どうしの作文の読み合いを役に立つものにする工夫を紹介します。誤字直しと中身の読み合いを分け、読み合いのいちばんの目的を読み手の学びに置きます。そのうえで、読む前に書き手が、読み手に本当に聞きたいことを3か所選んで質問を書き込みます。読み手は迷わずに中身へ向かい、書き手は自分の作文の…
- 教育カフェテラス
土曜日に働いていた先生はなぜ忙しくなかったのか?
みんなの教育技術の連載から、北海道の公立中学校の先生、堀裕嗣さんの論考を紹介します。学校の週5日制が始まる前、土曜日も働いていたころの先生は、長く働いていても多忙感がなかったといいます。その理由は、自分の仕事を自分で決められる余白と裁量でした。この30年、学校には正しいことが足し算で増え続け、効率化で空いた時間にも新し…
- 教育カフェテラス
生徒は聞く気がないのではなく脳が別のものを選んでいる
アメリカのエデュトピアの記事から、中学生や高校生の注意の仕組みと、授業で注意を引き寄せる6つの工夫を紹介します。注意は本人がつけたり消したりするスイッチではなく、脳が無意識に働かせるふるいです。危険、新しさ、好奇心、そして10代では仲間に関わることが優先されます。予想させる、驚かせる、仲間から聞かせる、帽子で合図する、…
- 教育カフェテラス
ミシンを教えられない先生を救う割り箸の針
東洋経済オンラインの記事から、家庭科を教えることに不安を抱える先生たちの現状と、SNSで教材を発信する先生の工夫を紹介します。家庭科が好きな小学5年生は92パーセントいる一方で、先生自身がミシンに触れる機会は少なく、専科の先生も足りていません。割り箸とアルミホイルで作る大きな縫い針の模型や、玉結びの歌など、子どものつま…
- 教育カフェテラス
話したくなさそうな子に先生はいつ声をかける?
みんなの教育技術の連載、子どものSOSを見逃さない教室づくりの2回目を紹介します。気になる変化に気づいたあと、話したくなさそうな子にどう近づくか。話したくないのではなく、話せない、何から話せばいいか分からない、話したら何が起きるか不安、という子もいます。友達の前ではなく、廊下ですれ違ったときや提出物を出しに来たときのよ…
- 教育カフェテラス
グラフは嘘をつかないのに人はだまされる?
アメリカのエデュトピアの記事から、見る人を誤解させるグラフや地図の例と、授業での使い方を紹介します。目盛りが0から始まらない棒グラフ、上下が逆さまの目盛り、正確なのに平らに見える気温のグラフ、面積が人数に見えてしまう選挙の地図。最初の数秒でできた印象は、あとから確かめても覆りにくいそうです。自分で描き直させる授業案から…
- 教育カフェテラス
デジタルを覚えない同僚の仕事は誰が肩代わりしているのか?
東洋経済オンラインの連載から、公立高校でIT推進係になった先生の本音を紹介します。調べればすぐ分かることを何度も聞かれて、仕事の手が止まってしまいます。メールで済む連絡も、紙で回ってきます。学校には、新しいものを受け入れなくても困らない仕組みがあり、その分を誰かが肩代わりしています。会議の長さや残業代の問題にも触れなが…
- 教育カフェテラス
スラックスは選べても教室の空気は選べない?
教育家庭新聞の記事から、カンコー学生服が全国の高校生500人に聞いたジェンダーレス制服の調査を紹介します。93.2パーセントが肯定的に受け止める一方で、クラスで浮く、ジロジロ見られるといった不安の声もありました。生徒がいちばん求めていたのは、多様性について正しく学ぶ授業です。制服を選べるようになった学校で、選んだ子が1…
- 教育カフェテラス
担任を担当と呼び替えると何が変わるのか?
みんなの教育技術の連載から、大阪市で小学校の校長を務めた宮岡愛子さんが、チーム担任制の全国大会に参加して考えたことを紹介します。かつて学級王国をつくりたい先生だった筆者は、学年の学級が落ち着かなくなったとき、教科担当制に切り替えました。得意を持ち寄った学年の先生たちが元気を取り戻した経験から、担任を何週間で交代するかで…
- 教育カフェテラス
赤ペンのコメントを生徒が読まないのはなぜ?
アメリカのエデュトピアの記事から、返したコメントを生徒にきちんと読んでもらう4つの方法を紹介します。自分の言葉で書き直す、ふりかえりの質問に答える、友達と見せ合う、2人で話し合う。どれも、書く手間を増やすのではなく、読む時間を授業の中に用意する工夫です。以前取り上げたフィードバックの伝え方の続きとして、今回は受け取る側…
- 教育カフェテラス
不登校が激減した中学校の校長は何が違ったのか?
東洋経済オンラインの記事から、19年前に不登校を大きく減らした公立中学校の取り組みを紹介します。埼玉県熊谷市の富士見中学校では、すべての生徒が通常の学級に在籍しながら、特別支援学級や通級、保健室や相談室までを、その子に合わせて使い分けました。合言葉は、みんなが資源、みんなで支援です。支えた校長先生たちの共通点と、次期学…
- 教育カフェテラス
行きたくないと言われた日にかける言葉
子どもから学校に行きたくないと言われたとき、大人は何を最優先にすべきかを整理した記事です。文部科学省は、長期休業が終わる時期に子どもの自殺が増える傾向があるとして見守りを呼びかけています。記事は、登校させることを最初のゴールにしない、と書きます。追い詰める言葉と、余地を残す言葉の違い。理由を問い詰めないこと。そして、行…
- 教育カフェテラス
待てる子を育てる5つの手だて
埼玉県東松山市の教育委員会で教育長の職務代理者を務める稲垣さんが、子どもの自己制御の力を高める5つの指導ポイントをまとめています。将来を思い描かせる、長い目標を短く区切る、集中できる環境を整える、ストレスを減らす、そして自分の状態を客観的に見る力を育てる。根拠として挙げられているのは、1970年にスタンフォード大学で行…
- 教育カフェテラス
本物に見えるか、ではなく証拠は何か
20年以上、英語を母語としない子どもを教えてきたネスリーンエルバズさんが、AIが作った映像との向き合い方を書いています。ゆがんだ手や不自然な影を探す見分け方には限界がある。かわりに、そのページから一度離れて、出どころと別の証拠を調べにいく。スタンフォード大学が横読みと呼ぶ方法です。解釈する、作ってみる、評価する、という…
- 教育カフェテラス
まちがいを笑わない教室のつくり方
間違いを学びの入口に変える12の方策をまとめた本の書評を取り上げます。評者は、小学1年生のときに黒板の前で恥をかいた経験から書き始めます。あの日から、人前で間違えたくないという気持ちがずっと続いた、と。著者は、成績に響かない形で間違えられる場を作ることを勧めます。わざと誤答だけを答える練習や、子ども自身に選択肢問題を作…
- 教育カフェテラス
質が落ちたのか、育てる余白が消えたのか
ベネッセ教育総合研究所の主席研究員、庄子さんが、教員の質は低下しているのかという問いに向き合った記事です。小学校の採用試験の倍率は2025年度に2.0倍。東京都では4102人を採用して225人が正式採用に至りませんでした。ただし筆者は、倍率だけで質が落ちたとは言えない、と書きます。むしろ問題は、若手を育てる余白が職員室…
- 教育カフェテラス
指導案は誰のために書くのか
環太平洋大学の准教授、内田さんによる連載を取り上げます。指導案を提出書類だと思っているうちは、書く時間が消えるだけで終わる。そう考え方を切り替える4つの段階が示されています。授業前は教科書を終わらせるから、この子たちに何を付けるかへ。計画中は目標と活動と評価を1本の線でつなぐ。授業中は予定を捨てる勇気を持つ。そして授業…
- 教育カフェテラス
見つけたときに何をするか、大人も答えられない
全国の20代から60代の男女1800人を対象にした、ネット上の誹謗中傷についての調査を取り上げます。自分に関する事実と違う情報を見つけたとき、まず何をするかという質問で、最も多かった答えはどうすればよいか分からない、で34パーセントでした。特に何もせず様子を見る、と合わせると半数を超えます。一方で、名前を検索したときに…
- 教育カフェテラス
ドアノブの赤い靴下が意味していたもの
アメリカの教育者ミリアムプロチンスキーさんが、1年目の先生にとっていちばん役に立つのは同僚の友だちだ、と書いた記事を取り上げます。教室を離れられないので水を飲まずにいたら入院した、という自身の経験から始まります。ドアノブに赤い靴下をかけると数分だけ代わってもらえる、という合図の話。授業が滑った日に相談できる相手がいるか…
- 教育カフェテラス
学校に来られない子と、切れないでいる方法
4000組の親子に寄り添ってきた相談員、いけぞえもといさんへの取材記事を取り上げます。中学1年生が、何もかも面倒くさい、と言って学校に通えなくなった事例から始まります。休ませること、家を安心できる場所にすること。そして、学校に行けなくても学校との関わりまで切らないこと。在籍している生徒であることに変わりはない、という共…
- 教育カフェテラス
漢字が書けないのか、分かっていないのか
北海道で通級指導教室を担当していた、たかだやすのりさんの連載第30回を取り上げます。漢字テストの点数が低い小学5年生が、実は漢字の意味も形も分かっていた、という事例です。似た形の漢字を並べて選ばせると迷わず正しいものを指し、タブレットの変換候補からもすぐ選べる。それでも手書きになると鉛筆が止まる。点数だけを見て漢字が苦…
- 教育カフェテラス
フェイクニュースを作らせる授業のねらい
茨城県のつくば市立島名小学校で、6年生が生成AIを使って偽のニュース記事を自分で作る授業が行われました。見破り方を教えるのではなく、見破れない現実のほうを体験させる設計です。子どもたちは、専門家の名前や調査の数字が入ると本物らしく感じること、逆に地名の書き方が大まかだと疑いが生まれることに自分で気づいていきます。作る側…
- 教育カフェテラス
本を借りる場所ではなくなった図書室
カナダのオンタリオ州で、教員25年目にして司書教諭になったスーデュコーさんの実践を取り上げます。州の調査では、91パーセントの学校が子どもの心の健康への支援を必要としていると答えました。彼女は図書室を、目的の違ういくつかの小さな居場所に作り替えます。ものづくりの区画、馬蹄形の学習の区画、照明を落とした読書の巣。さらに各…
- 教育カフェテラス
部活の顧問はいつから先生の仕事になったのか
歴史学者の濱田浩一郎さんが、ブラック部活動と呼ばれる状態を歴史から解きほぐした記事を取り上げます。休日の指導手当は約4時間で3600円。ところが戦後すぐの調査では、運動部に関わる教員は半数程度で、指導は地域の住民が担っていました。1977年には中学で94.4パーセントが教員になります。地域移行は新しい改革のように見えて…
- 教育カフェテラス
ずっと見ていなくても気づける先生の目
埼玉県の公立小学校教諭、春日智稀さんの連載第1回を取り上げます。子どもは助けてくださいと言う前に、小さなサインを出している。あいさつで目を合わせない、ノートの字が急に乱れる、給食を残す量が増える。ただし、それらは誰にとっても同じ意味を持つわけではありません。記事の核心は、観察力とはずっと観察することではなく、その子のい…
- 教育カフェテラス
授業を直す前に見ておきたい見えない糸
若手を育てる立場になったアメリカの副校長が、自分の失敗から学んだことを書いた記事を取り上げます。教室に入って直すところを探していた時期、教室は指導案ではなく人でできていると気づいた瞬間、そして授業の見える部分の下にある見えない層。関係づくりは本題の前段階ではなく本題そのものだという主張を、初任者指導や研究授業の講評に引…
- 教育カフェテラス
9割の親が関わる自由研究は自由なのか?
夏休みの自由研究が抱える矛盾を、元小学校教員の書き手が問い直した記事を取り上げます。何らかの形で関わる保護者は9割を超え、最も大変な宿題にも挙がっています。テーマは選べても、やらないという選択肢がないこと。学校がやめられない理由。そして、使い道の決まっていない時間を子どもに返すという提案を、教室の側から考えます。
- 教育カフェテラス
考えは言えるのに理由が言えない子どもたち
全国学力テストの分析結果を取り上げます。国語と英語に共通する弱点として、根拠を示して自分の考えを表現する力が挙がりました。考えは書けているのに引用の条件を満たせない小学校の記述問題、賛成か反対かは言えても理由が続かない中学英語の話す問題。算数と数学の割合や図形の課題、そして読書や自分から取り組む姿勢と正答率の関係まで見…
- 教育カフェテラス
忙しさの中で気づける先生になるには?
教師の成長は気づくことから始まるという連載記事を取り上げます。気づきは学びの出発点であり、探究の課題設定もそこから始まります。ところが人は、うれしいことより、仕事が増えた、時間が足りないといったことに先に気づいてしまいます。情報は教材の宝庫だという見方と、どんな情報に気づいて子どもへ届けるかという選び方を、38年の教職…
- 教育カフェテラス
話し合いができない教室で何が起きている?
生徒どうしが話し合えないという悩みを扱ったアメリカの書評を取り上げます。生徒は反抗しているのではなく、話し合う技能を持っていないという見立て、その原因として挙がる4つの背景、つなぐ、根拠を示す、問う、聴くという4つの技能。そして、体で聴くことを教える、賛成の合図を作る、発言回数を指で示すといった、明日から使える手だてを…
- 教育カフェテラス
合格したのに単位が1つも取れない大学生
大学の講義についていけず、単位を取るために塾に通う大学生が増えているという記事を取り上げます。入試の多様化で、数学や理科の学習量が足りないまま入学する学生がいること、経済学部でも数学が必要になること、難関大学ほど分かっている前提で講義が進むこと。高校までの学びと大学の学びをつなぐために、送り出す側に何ができるかを考えま…
- 教育カフェテラス
若者の読書離れは本当に起きているのか?
若い世代の読書離れという語られ方に、調査者の立場から異議を唱えた記事を取り上げます。アメリカでは自分を読書する人だと考える若者がむしろ増えており、紙の本が最も好まれています。図書館や書店に通う人も増えました。従来の調査が拾えていない読み方があること、読解という言葉を狭くとると見誤ることを、日本の教室に引きつけて考えます…
- 教育カフェテラス
ごほうびをやめたら子どもは動き出す?
子どもの内側から出てくる意欲をどう引き出すかを取り上げます。デシとライアンの自己決定理論が挙げる自律性、有能感、関係性という3つの欲求。報酬を与えたら意欲が下がったハーロウのサルの実験と、そこから体系化されたアンダーマイニング効果。そして、目標を自分で選ばせる、過程を評価する、係活動を複数人にするといった、学級で試せる…
- 教育カフェテラス
25メートル泳げない子が4年で急増した理由
学校の水泳授業が減っていることと、子どもの泳力低下を結びつけたデータを取り上げます。スポーツ庁の調査では中学校の5校に1校が実技を実施していません。埼玉県の調査では、クロールで25メートル泳げる6年生の割合が4年で大きく下がり、5メートルも泳げない子が数倍に増えました。オーストラリアの事例や、公表が自治体まかせという問…
- 教育カフェテラス
爆発する前に子どもが自分で動ける教室へ
アメリカの低学年の教室で、大きな感情や行動のつまずきが増えているという報告を取り上げます。公立学校の8割が発達の遅れを挙げ、教師調査でも聞く、順番を待つといった基礎につまずく子が5年前より増えています。感情の言葉を増やす、子どもと約束をつくる、落ち着ける場所を置く、短い休憩をはさむ、仲直りの手順を教えるなど、明日から試…
- 教育カフェテラス
高校の配慮が大学で通じないのはなぜ?
発達障害のある大学生が10年で約4倍に増えた背景を取り上げます。法整備によって支援の対象だという認識が広まったこと、成績評価が厳しくなり余裕が失われていること、聴覚過敏や締め切り管理などの困り事、大学の支援部署の実際、そして高校までの配慮とは考え方が違うという指摘を扱います。送り出す側の高校や小中学校に何ができるかを考…
- 教育カフェテラス
同じ教材なのに授業が変わるのはなぜ?
授業づくりの第一段階にあたる教材研究を取り上げます。教材を手にしたら、まず教師自身が読み込み、子どもの実態を考えるのはその後だという順番。同じ材料でも料理人によって味が変わるという見方。小学2年生の国語のお手紙を例にした問いの立て方。教材研究とは教材を読むことではなく、教材を通して子どもを理解する営みだという指摘を、こ…
- 教育カフェテラス
子どもの不安は教え込まれている?北風ではなく太陽で
子どもの不安を、取り除く対象ではなく大人との距離の問題として考えます。成績を優先する教育が慢性的な不安を育てているという神経科学者の主張、行き渋る子に世界の美しさとその子の素晴らしさを伝えるという不登校対応の考え方、そして遊びが感情の整理と学びの土台を作るという研究を取り上げます。北風ではなく太陽の関わりを探ります。
- 教育カフェテラス
落書きを消すと学級が変わる?窓割れ理論と環境の力
学級の荒れは大きな事件から始まるのではなく、小さなほころびの放置から始まるという見方を取り上げます。犯罪心理学の窓割れ理論と心理的安全性、提出箱の位置を変えるだけで朝のざわつきが減った実践、消極的だけれど責任感のある子が集団を動かした記録、そして休み時間の過ごし方を社会モデルで捉え直す視点を紹介します。
- 教育カフェテラス
プロンプトが上手な子ほど伸びる?説明する力の育て方
生成AIに指示を書く力と、自分の考えを声に出す力を、同じ根っこの話として考えます。教職員328名への調査から見える生成AIの現状と学力格差への懸念、子どものスマートフォン利用を禁止から対話へ変えようとするアップルの新しい機能、そして小学1年生に算数の考えを説明させる授業の実践を取り上げます。