
費用対効果評価で5品目の薬価引下げ|11月1日適用の改定薬価まとめ
令和8年8月5日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会(第654回)では、費用対効果評価の結果を踏まえた薬価の見直しが議題となり、5品目・7規格の改定薬価が示されました。改定薬価は令和8年11月1日から適用されるため、医療機関と薬局は在庫や請求への影響を事前に把握しておく必要があります。本号では、対象品目の改定薬価、引下げ幅を決めた評価結果、評価の分かれ目となった論点の3点を解説します。
今回の見直しでは、評価を受けた4品目(テッペーザ、トロデルビ、パキロビッド、アウィクリ)と、トロデルビの類似品目であるダトロウェイを合わせた5品目・7規格の薬価が、0.3%から11.0%引き下げられます。引下げ幅は、各品目の費用対効果を示すICERの区分と、薬価の算定方式によって決まりました。最も大きく下がったのは、ICERが最上位の区分となったトロデルビと類似品目のダトロウェイで、いずれも11.0%の引下げです。評価の過程では、4品目すべてで、専門組織が企業の分析ではなく公的分析の結果を妥当と判断しました。
1. 価格調整の対象と改定薬価(11月1日適用)…
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