skinny.

Latest / 青空朗読

十年後のラジオ界 著者:海野 十三 読み手:二宮 正博 時間:8分12秒

十年後のラジオ界著者:海野 十三 読み手:二宮 正博 時間:8分12秒

「ときにAさん。」

「なんだいBさん。」

「十年経ったら、ラジオ界はどうなる?」

「しれたことサ。ラジオ界なんてえものは、無くなるにきまってる。」

「へえ、なくなるかい。――今は随分流行ってるようだがネ。無くなるとは、ヤレ可哀相に……。」

「お前は気が早い。くやみを言うにゃ、当らないよ。僕はラジオ界がなくなると言ったが、『ラジオ』までが無くなるとは、言いやしない。」

「ややっこしいネ、Aさん。そんなことが有り得るものかい。」

「勿論サ、Bさん。人間の生活に於ける水や火のように、これからの世の中は、ラジオがすべての方面の生活手段に、必需的なものとなってゆくのだ。『ラジオ界』などという小さい城壁にたてこもることが許されなくなる・・・

The skinny

The skinny isn't ready yet — notes appear once the transcript is processed.