
お互いに苦をなくしていくノベーション(1780回)
以前、私は
「まず矢を抜けノベーション」という話を書きました。
お釈迦さまの教えにある
「まず矢を抜け」
つまり
哲学的な議論より先に
まず目の前の苦しみを取り除くことが大事だという教えです。
寳幢寺(ほうどうじ)の僧院長・松波龍源さんからの教えでしたが
さらに、イノベーションの本質にも通じる、とても深い言葉を教えていただきました。
松波龍源さんは、番組の中でこう語っていました。
曰く
「自分自身のこととしては、苦から離れて楽を得ていきましょう。
他者に対しては苦を抜き、楽を与えましょうということ。
そこにお互いにですね苦というものがないような関わり方をするっていうのが慈悲という考え方なんだと思います。」
(参考:NHK ETV特集
「それ、仏教かも。〜謎の寺・寳幢寺の実験〜」2026/2/28)
この言葉を聞いて、私は3つのことを思いました。
1 イノベーションは「苦を抜く」ことから始まる
2 他者の苦を感じる力が、新しい価値を生む
3 競争ではなく「苦を減らす関係」が未来をつくる
⸻
1 イノベーションは「苦を抜く」ことから始まる
イノベーションというと、
新しい技術
すごいアイデア
巨大なビジネス
そんなイメージが先に立ちます。
でも仏教の原点は、とてもシンプルです。
「苦をなくす」
実はこれは、現代のイノベーション論と驚くほど一致しています。
経営学者…
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