skinny.

Latest / 青空朗読

【青空朗読】永日小品 元日 著者:夏目 漱石 読み手:黒沢 ちゑ子 時間:6分54秒

永日小品 元日

著者:夏目 漱石 読み手:黒沢 ちゑ子 時間:6分54秒

雑煮を食って、書斎に引き取ると、しばらくして三四人来た。いずれも若い男である。そのうちの一人がフロックを着ている。着なれないせいか、メルトンに対して妙に遠慮する傾きがある。あとのものは皆和服で、かつ不断着のままだからとんと正月らしくない。この連中がフロックを眺めて、やあ――やあと一ツずつ云った。みんな驚いた証拠である。自分も一番あとで、やあと云った。

フロックは白い手巾を出して、用もない顔を拭いた。そうして、しきりに屠蘇を飲んだ。ほかの連中も大いに膳のものを突ついている。ところへ虚子が車で来た。これは黒い羽織に黒い紋付を着て、極めて旧式にきまっている・・・

【青空朗読】とは

青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。

https://aozoraroudoku.jp

【青空朗読ご支援のお願い】

★企業および団体の皆様へ

青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。

CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。…

The skinny

The skinny isn't ready yet — notes appear once the transcript is processed.