
分かってるつもりノベーション(1754回)
「大切なことは目に見えないんだよ」
とは、サン=テグジュペリの『星の王子さま』の有名なセリフですが、今日の話は、実は「見えてるのに、見えてないんだよ」という話です
人は「見えているもの」を、もう分かっていると思い込みやすいけども、実際には、見えているがゆえに問い直されず、深く探究されてこなかった領域があると思います
そういった分野こそ、真の課題が眠っていて、イノベーションが起きる分野といってもいいかもしれない
私はこれを「分かってるつもりノベーション」と呼んでみました
たとえば可視光は、人の目に見えるからこそ、「分かっている前提」で扱われ、十分に活用されきってこなかった領域があったそうです。
ところがミルクというベンチャーの中谷CEOが、可視光を改めて測定・解析してみると、そこにはまだ多くの未発見の信号が隠れていて、通常のカメラは3原色でとらえるものを、ハイパースペクトラムカメラを使うと141原色を捉えられることを発見
そのカメラを使うと、がん細胞の発見、食品鮮度、真贋判定、不良品検査など、様々な用途に活用できることがわかったとのことです
イノベーションを止める最大の壁は、未知ではない。
「もう分かっている」という思い込みそのものなのかもしれません
分かっている“つもり”を疑えるか。
そこからしか、新しい価値は立ち上がらない。
分かってるつもりノベーション
そんな話をしています…
The skinny
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