
【麻酔全般#2】入室直前まで水が飲める『Sip tip Send』とは?
Wiles MD, Macdonald A. The effect of a ‘Sip til Send’ policy on patient satisfaction: a quality improvement project. Anaesthesia Reports. 2024;12:e12271.
(背景と研究の目的)
手術前の絶食は、麻酔中の誤嚥、つまり胃の内容物が気道に入ってしまうのを防ぐために必要とされています。一般的には、固形物は6時間前まで、透明な液体も2時間前までに摂取を終えるように指導されます。しかし、実際の手術スケジュールは予定通りに進まないことが多く、患者さんが想定以上に長時間「何も飲めない」状態になることがよくあります。その結果、のどの渇きや不安が増し、さらには術後の吐き気のリスクが高まることが知られています。
この問題を解決するために導入されたのが、「Sip til Send」という新しいポリシーです。これは、手術室に移動する直前まで少量の水を飲むことを許可するというものです。研究チームは、このポリシーが患者の満足度を向上させるのか、また安全性に問題はないのかを検討しました。
(研究方法)
この研究には、イギリスのシェフィールド・ティーチング・ホスピタルの2つの病院で合計257名の患者が参加しました。
導入前(Baseline): 122名…
The skinny
The skinny isn't ready yet — notes appear once the transcript is processed.