
具体が道徳を下支えするノベーション(1839回)
落合陽一さんが語る、柳宗悦 (やなぎむねよし)さんの思想に、日本的イノベーションへの示唆をいただきました
曰く、
「健やかな美しさみたいなものが磨かれることによって、別に禅の修行はしていないけれども、南無阿弥陀仏も唱えていないけれども、その上に喜びや平和が成り立つんだと。
なぜなら、対象が極めて具体的だから。
『具体的』って柳の口癖なんですが、極めて具体的で美しいものがそこにあるという簡明な事実こそが道徳を下支えするっていう考え方は、確かにその通りだなと思うところはあって。」
ここから私は思いました
1、否定しようのない具体
2、具体に人々の精神が宿る
3、日本的イノベーション
1、否定しようのない具体
柳宗悦が繰り返した「具体」という言葉には、間違いなく「実在している」という強さを持っているなあと思いました
思想や理念は、ある意味、空中戦でいかようにも議論できるし否定もできるけれども
民藝において、長い時間使われてきた器や道具には、その時間を経て、たくさんの人を手を経て、確かに「今そこに在る」という重みがあるなあと思いました
哲学者の マルティン・ハイデガー が「作品のうちに真理が立ち現れる」と語られた通り
長年に渡り人の手を経て本当に優れた具体は、単なる物ではなく、時に流れにおける人間の生き方そのものを現してしまうということなのかもしれないなあと思いました…
The skinny
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