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【青空朗読】泣き虫の小ぐまさん 著者:村山 籌子 読み手:ちくわさん 時間:3分28秒

泣き虫の小ぐまさん

著者:村山 籌子 読み手:ちくわさん 時間:3分28秒

小ぐまさんは大変泣き虫でした。朝から晩まで、泣いてばかりゐました。

ある朝、目を覚まして、お床のなかでじつとしてゐますと、ふいに、鳥小屋のにはとりが「コケコツコー。」となきました。それをきいて、小ぐまさんは、つい、貰ひ泣きをしました。が、気がついて見ると、自分ながら、あまり馬鹿々々しいので、かう決心しました。

「にはとりのくせに、なくなんて生いきだ。」

そして、鳥を野原の真中へもつて行つて、逃してしまひました。それからといふものは、いままで、毎朝食べてゐた、おいしい卵を食べることが出来ないので、小ぐまさんは、一日五十匁づゝ、やせてゆきました。

或る時、いつもなる、時計が、時を打ち初めましたが、あひにくと、十二打ちました。がまんのならない、長さです。それで、小ぐまさんはいやになつて泣きだしました・・・

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青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。

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