
つながっていないからつながるノベーション(1784回)
「風の電話」という電話ボックスがあります。
電話線はつながっていません。
でも、その電話は世界中の人とつながっています。
亡くなってしまった人。
今はもう会えない人。
あるいは、生きているけれど、どうしても言えないことがある人。
そんな人に話しかけるために、多くの人がこの電話を訪れます。
今では海外からも人が訪れるそうです。
この電話を取材された
NHK番組ディレクターの 伊藤麻衣さん の言葉が、とても印象的でした。
「あのボックスだと2人きりになれる。
電話だと一対一で話すから、他の人にも聞かれないし、生前とまったく行為が一緒だから、今もいる気がするっていうふうに言ってたのがすごく印象的で」
(参考:NHK「週末のNスペは…それからの、風の電話」2026年3月7日放送)
この言葉の中に、私はイノベーションの本質を見た気がしました。
私はそこから3つの気づきを思いました。
1、見えないから「いる」と思える
2、繋がってないから繋がっている
3、思いは時空を超える
1、見えないから「いる」と思える
普段、私たちは見えるものだけを現実だと思いがちですが
哲学者 マルティン・ハイデガー は
人間の存在についてこう言っています。
「人間は世界の中で、すでに関係の中に投げ込まれている存在である。」
(『存在と時間』)
つまり、人間は…
The skinny
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