
診療情報指標の最終報告:地域医療圏の実情に応じた急性期評価と高齢者入院指標の新展開
令和7年9月11日に開催された第11回診療報酬調査専門組織の入院・外来医療等の調査・評価分科会において、診療情報・指標等作業グループから最終報告が提出されました。この報告では、20万人未満の二次医療圏における急性期医療の評価方法と、高齢者の入院医療における内科系疾患の適切な評価指標について、新たな方向性が示されています。特に注目すべきは、地域シェア率という新しい概念の導入と、地域包括医療病棟における医療資源投入量の詳細な分析です。
本報告の要点は3つあります。第一に、人口規模の小さい医療圏では救急搬送受入件数の絶対数ではなく地域シェア率による評価が必要であることが明らかになりました。第二に、内科系疾患は包括内の出来高点数が高く、現行の評価体系では適切に評価されていない実態が判明しました。第三に、重症度、医療・看護必要度のB項目について、測定負担の軽減と評価の適正化に向けた具体的な提案がなされました。これらの知見は、令和8年度診療報酬改定に向けた重要な検討材料となります。
急性期医療の地域特性を踏まえた新たな評価指標…
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