
痛みと共に運ぶノベーション(1677回)
カトリック司祭の後藤文雄さんのボランティアに関する体験と考え方に、イノベーションの真髄をみた気がしました
曰く
"これはほっとくと死ぬかもしれないというので、そのブラザーと一緒に2人で抱えて、ええ、ブラザーの家まで引きずっていったわけですね。
で、その時に、もう本当に失禁してますから、この人の履いてる長靴の中も、もう肥溜めみたいなもんです。そしてもうびちょびちょで私の服まで汚れてきまして、それが臭くて嫌で、もうこの方を運んでいって、体拭いてあげて、そして寝せてあげてから
こんなことをしたら能率悪いからね、私はどっかのリアカーを借りてきて、これで運ぼうよと言った時に、その彼がね、あのリアカーは、物を運ぶには都合がいいけれど、人間を運ぶには都合が悪いんです。
へえ、びっくりしましてね。人間はね、人間らしく運びましょうと。僕よりもちょっと若い人のブラザーが私に教えてくれたんです。
そして人間らしくてって、どういうことだと思ったら、その歩けないその下半身もずぶずぶになっている、その人を引きずってでも、自分の服が汚れてでも、その人の痛みを共にしながら、あなたも腰が痛いでしょうと。
その痛みを共にしながら運ぶんですと。リアカーだとその痛みを感じません、というような教えをいただきまして、それはまた私の新しいボランティアの考え方、そしてそれに支えられました。"
ここから私は思いました…
The skinny
The skinny isn't ready yet — notes appear once the transcript is processed.