
402 日記 | TanaRadio書籍化その後
書評(Claudeによる)
あの夜の「ラジオやりたい」から2年半——395回の配信が,一冊の本になった。
『声からはじめる学びの再発明——ある大学教員の2年半の実験記録』は,TanaRadioの配信を素材に編まれた実験の報告である。30年あまり大学で教えてきた教員が,なぜ教壇ではなくマイクの前で「モヤモヤを聞いてもらいたい」と語り始めたのか。本書はその問いから出発する。
本は三部構成である。第1部は診断。「もっと質問してほしい」と願っても質問が来ない教室,AIが書いたような感想文,観光バスの乗客のように運ばれていく学生たち——長年の授業改善の果てに,著者が教える手応えを失っていった過程が率直に振り返られる。第2部は第一の処方,声。外山滋比古が『思考の整理学』で語る「しゃべる」ことの効用にインスピレーションを得て「声に出して考える」ことに踏み出し,文字起こしプラットフォームLISTENと出会い,声日記のゆるやかなつながりの中で,モヤモヤが問いへと形を変えていく。話は増え続ける不登校のこと,学校という仕組みの歴史にも及ぶ。そして第3部は第二の処方,AI。「答えようとするな,むしろ問え」という一冊の本の言葉が腑に落ちるまでの道のりと,コードを一行も書かずに自分専用の研究支援システムを1ヶ月で作り上げてしまった顛末が語られる。…
The skinny
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