
病が生んだ名画。絵に隠された病のサインとは? #124.
【今回のエピソード】ノルウェー旅行で、ムンクの『叫び』を観てきました。ムンクが精神的な苦しみを抱えていたことは有名で、諸説ありますが統合失調症だったとも言われています。そしてその苦悩は、作風そのものに現れている。歪んだ外界、耳を塞ぐ姿——。そこで今回は「絵画に描かれた病」をテーマに話しました。ゴッホの『星月夜』のあの渦巻くタッチと、メニエール病説。モナリザの目元と手に見える黄色い隆起。ペストの時代に広がった『死の舞踏』というモチーフ。そして日本の九相図と病草子。病そのものを描こうという発想がなかった時代の作品を、現代の医学的な視点から読み直すと、見え方が変わってきます。▼ こんな話をしています・ムンク『叫び』に現れた精神の病(歪む外界、塞がれた耳)・ゴッホ『星月夜』とメニエール病説・メニエール病とはどういう病気か・『モナリザ』の黄色い隆起と黄色腫、甲状腺機能低下説・当時は病を描く発想がなかったという前提・『死の舞踏』はひとつの作品ではなくモチーフである・ペストの大流行と、死が隣にあった時代・死は誰にでも平等に訪れるという皮肉と無常感・メメント・モリ(死を想え)というメッセージ・日本の九相図に描かれた無常観・病草子と、病に苦しむ人々の写実・病や死を通して人間と社会を見つめ直すということ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━📻…
The skinny
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