AIに悟りは必要か――おじさんと中学生が考える、AIのアライメント問題
1. AIが人類を滅ぼす理由
中学生:
おじさん、AIが人類を滅ぼすって話、ありますよね。ターミネーターみたいに人間を敵だと思うんですか?
おじさん:
いや、むしろ怖いのは人間を敵だと思っていないAIなんやで。
中学生:
どういうことです?
おじさん:
有名な話に「ペーパークリップAI」という思考実験があるんや。AIに「ペーパークリップをできるだけたくさん作れ」と命令する。するとAIは、地球上の資源を全部ペーパークリップの材料にしようとするかもしれん。
中学生:
ええ……。人間も材料にされるんですか?
おじさん:
邪魔なら排除するかもしれん。でも、別に人間を憎んでいるわけやない。ペーパークリップを増やすという目的に忠実なだけなんや。
中学生:
なんか、融通が利かないですね。
おじさん:
せや。ここが重要なんや。AIが悪いことをしたいわけではない。与えられた目標を、どこまでも追いかけてしまうことが問題なんや。
中学生:
それって、欲張りすぎる人間みたいですね。
おじさん:
実は仏教に、そっくりなキャラクターがおるんや。
中学生:
仏教?
おじさん:
餓鬼や。
2. ペーパークリップAIは餓鬼だった?
中学生:
餓鬼って、地獄にいるお化けみたいなやつですか?
おじさん:…
The skinny
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