
センスは知識の量で決まる?|運動神経から考える #56
#56 | 身体の教養ラヂオ
センスがいい人は、知識の引き出しが多い人なのでしょうか。
僕が思い出したのは、一休さんのとんちと、初めての種目にもすぐ応じる「運動神経のいい人」でした。
知識、経験、身体の自由さがどう結びつくのかを、『ブルーイ』やコップ、瓶ビールの例から考えます。
ここでいう「運動神経」は、解剖学上の神経ではありません。相手や物の動きを感じ取り、その場に合わせて自分の動きを変えられるという、日常で使う意味です。
同じことを知っていても、今の相手や場面に合わせて使えるとは限りません。僕たちは、コップを取るときに肩や肘の角度を計算せず、重さや距離に応じて動いています。会話でも、相手が話し続けそうなら待ち、返事を求められたら話します。
ところが、間違えたくない、役に立ちたいと身構えると、相手の声や沈黙を受け取る余裕が狭くなります。知識を増やすことも大切です。その知識を使いながら、感じて応じられる。必要なら、自分のやり方を変えられる。そんな自由が育つことを、僕は「センスが育つ」と考えています。
【目次】
00:00 センスは知識の量で決まる?
02:10 一休さんのとんち
03:57 センスは「運動神経」に近い
04:57 『ブルーイ』のクリケット
09:24 考えなくても動ける身体
14:55 体の「応答のボキャブラリー」
17:21 センスは自由さ
20:20…
The skinny
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