Latest / N2~N1日本語!Haru no Nihongo / 【Audio Book/朗読】『浦島太郎(うらしまたろう) 』Urashima Taro /Japanese folktales
Transcript
- 0:02浦島太郎。 昔々 単語 の 国 の 海辺 に 浦島太郎 という 漁師
- 0:33がいました。 うら しま たろう は まいにち 釣り竿 思って 海 へ
- 0:38出かけて タイヤ カツオ など の 魚 を 釣って 、 お父さ んと お母さ ん と暮 らしていました。
- 0:48ある日 、浦 島 はいつ も のよう に 海 へ出 て、 一 日 魚を釣 って帰 ってきました。
- 0:56途中 で 子供 が 五 六 人 集まって 沢井 でいました。 何かと 思って 浦島 が 見て みる と。
- 1:05小さい 亀 の 子 を 一匹 つかまえて いじめて いる の です。
- 1:11浦島 は 我慢 が でき なくて。 ああ 、そん なかわいそ う なこ と をす るも のではな い
- 1:19。 亀は い い 子だから。
- 1:21と 言いました が 、子 供た ち は全 く聞かな いで。 難題 難題 関係ない と 言い ながら 、ま たカメノ コ を
- 1:31足 で蹴った り 、 砂 の 中に 埋め たりしました。 浦島 は かわいそう に 思って 、じゃ あお じさ ん がお
- 1:41金 をあげ るか ら、 そ の 亀 の 子を売 って遅れ。 と 言う と 、子ど もた ちは?
- 1:47うん 、お 金 をくれ るな らあげ て もい い よ と言っ て 手 を出しまし た。そ
- 1:55こで 浦 島は お 金を上 げてカメ ノ コをもらいました。 子供 達 は 伯父 さん ありがとう また 買って くれ よ と
- 2:06言い ながら 言って しまいました。 その後 、浦 島 は 亀 を 優し く撫でて。
- 2:14や れ や れ 、危な いとこ ろだっ た。 さあ 、 もう お帰り お 帰りと 言っ て 、亀 男海ま
- 2:22で持っ て 行っ て帰してあげました。 亀 は 嬉 し そうに 首 や 手足 を 動か して 水の中 に
- 2:31帰って 行きました。 それから 二 、 日経って。
- 2:37浦島 は また 、 船 に乗っ て 海 へ釣 り に出かけました。
- 2:42頑張って 魚 を 作っています と 後ろ の ほう で。 浦島 さん。
- 2:49浦島 さん を 呼 ぶ 声 が しました。 なん だろう と 思って 振り返って みる と 誰 もい ませ
- 2:57ん 。その代わ り、 一 匹 の亀がいました。
- 3:04浦島 が 不思議 そうな 顔 を して いる と 、 私 は先 日助け ていただい た 亀 でございます。
- 3:12今日 は ちょっと その お礼 に 参りました。 亀 が こう 言った ので 、浦 島 はびっく りしました。
- 3:21ああ 、そ うか。 わざわざ 礼 を 言い に 来る こと ではない のに。
- 3:27でも 本当 に ありがとう ございました。 ところで 、浦 島さ ん、あ な たは 竜 宮 城を ご 覧にな
- 3:34った こ とがあり ますか? いや 聞いた こと は ある が 、ま だ見 たこ とはな
- 3:41いよ。 で は お礼 に 私 が 竜宮 城 を 見せたい の です が
- 3:46、いか がでしょう? へえ ?そ
- 3:50れ は面白 い ね。 是非行 ってみ た いが 、 それは 聞 い た 話 で は 海
- 3:55の底 にある とい うことで はないか。 どうやって 行く つもり だ。
- 4:00私 は そこ まで 泳 いで は いけない よ。 大丈夫 です よ。
- 4:05私 の 背中 に お乗り ください。 亀 は こう 言って 背中 を 出しました。
- 4:14浦島 は 変 だ な と 思い ながら 亀 の 背中 に なりました。
- 4:20亀 は 海 の 中 を どんどん およ いで いきました。 ザーザー という 波の音 が だんだん 聞こえ なく なって
- 4:28、青 い青 い 水 の 底 へ行きま す と突 然明る くなっ てきれ い な 砂 の 道 が続い て、向 こ うに 立 派 な
- 4:37門が見えました。 その 奥 に キラキラ 光って 、高 い金 銀 の建 物
- 4:44がありました。 さあ 、竜 宮 に着きまし た 。
- 4:50彼は こう言 って 、 浦島 を背 中か ら下 ろし て 、浦 島 を豪 華 な 部 屋の 中へ案内しました。
- 4:58色々 な 魚 が 珍 し そうに 浦島 を 見て いる 中 を 通って 入って 行く と。
- 5:04乙姫 様 が お迎え に 出てきました。 浦島 は おと ひめ さま に ついて 行き。
- 5:12どんどん 奥 へ 行きました。 建物 の 壁 や 柱 には たくさん の 宝石 が あります。
- 5:20歩いて 行きます と 、ど こか らと もな くい い匂 い がし て 、元 しい 楽 器 の 音が聞こ えてきました。
- 5:29浦島 さん。 ようこそ おいで くださいました。
- 5:34先日 は カメ の 命 を お助け ください まして 、 誠 にありがと うございます。
- 5:41どうぞ ゆっくり 遊んで 行って ください と 乙姫 様 は 言いました。
- 5:48そして 賑やか な 宴会 が 始まりました。 綺麗 な 女性 たち は 歌 を 歌ったり 踊ったり しました。
- 5:58浦島 は 夢 を 見て いる ようでした。 そして どの 部屋 も 珍 しい 宝石 が 飾って あり 、浦
- 6:07島 はすべ て に驚きました。 その うち だんだん ぼーっと して きて 、 お 酒 に酔っ
- 6:14た 人 のよう になっ て、何も かも忘 れてしまいました。 あまり にも リューグー が 楽しい ので 、毎 日遊ん でい
- 6:24るう ち に 3 年 の月 日 が 経ちました。 3 年目 の 春 に なった 時 、浦 島 は時 々長 い
- 6:33間忘れてい た故 郷 の 夢 を見 るよう になりました。 浦島 は?
- 6:39お 父さん や お 母さん は 今頃 どうして いる ん だろう と 思う と 、早 くう ち へ 帰りた い とばか り思
- 6:48うよう になりました。 ですから 、も う 歌 を聴い て も踊 り を見 て も楽し
- 6:54むこ と がで きな くなりました。 その 様子 を 見る と 乙姫 様 は 心配 して。
- 7:02浦島 さん。 ご 気分 でも 悪い の です か?
- 7:07と お聞き に なりました。 浦島 は いいえ 、そ うで はあ りま せん。
- 7:14実は うち へ 帰 り たく なりました と 言います と 乙姫 様 は 大変 がっかり しました。
- 7:23まあ 、そ れ は残 念です。 でも 、あな た のお 顔 を拝 見 致しま す と引き留め て
- 7:31も無 駄 なようで すね。 しかた あり ませ ん いって らっしゃい ませ。
- 7:37こう 悲 し そうに 言って 、お とひ めさ ま は 奥か らきれ い な宝 石 で飾られ た 箱 を持っ てきました。
- 7:46これ は 玉手箱 と 言って 、 中に は人 間 の一 番大 事 な 宝 が入っています。
- 7:52これ を 差し上げます から 、お持ち帰 りくださ いませ。 です が 、あな たがも う1 °竜 宮 へ帰っ ていきた い
- 8:02と思 う のなら。 どんな こと が あって も 、決し てこ の 箱 を開け
- 8:07てごら ん になっ て はい けま せ ん を玉手 箱 をくれました。
- 8:13浦島 は ええ 、決し て開 けま せ ん と言っ て玉手 箱 を抱え て竜 宮 の 門 を出ま す と、 もう そこ にはあ
- 8:24の 時 の 亀が 来てまっていました。 浦島 は 嬉 しい 気持ち と 悲 しい 気持ち で 胸 が
- 8:31いっぱい に なっていました。 そして 亀 の 背中 に 乗って 浜辺 に 着きました。
- 8:40で は 浦島 さん ごきげんよう と 亀 は 言って 、ま た水の 中 に帰っ て行きました。
- 8:48浦島 は しばらく 亀 が 帰って いく 姿 を 見送って いました。
- 8:53浦島 は 浜辺 に 立った まま しばらく 見回 しました。 けれど よく 見る と 、そこ ら の様 子 が少 し変わってい
- 9:04て、 会 う 人も 合 う 人 も皆知ら な い顔ば か りで 相 手もこ ち らをジロ ジ ロ見な がら 何も言 わ ずに行
- 9:11ってしまいます。 おかしな こと だ たった 3 年 の 間 に みんな どこか
- 9:18へ 行って しまう はず がない。 早く うち へ 行って み よう。
- 9:23こう 独り言 を 言い ながら 、浦 島 は自 分 の 家 の 方 へ歩き 出しました。
- 9:30ところが 、自 分 の 家 があっ た場 所に は 草 が生えてい て 、 家が あり ません。
- 9:37昔 家 が 建っていた ような 跡 さえ も 残ってい ませ ん でした。
- 9:44お 父さん や お 母さん は どうなった の でしょう か? 浦島 は 不思議 だ 。不思 議
- 9:51だ と言 いなが ら不思 議 な 顔 をしていました。 すると そこ へ おばあさん が ひとり やってきました。
- 10:02浦島 は? おばあさん 浦島太郎 の うち は どこ でしょう ?
- 10:07と 声 をかけま す と、おばあ さ んは不 思議そ うに 浦 島 の 顔 を見ながら。
- 10:13へえ 、浦島太郎。 そんな 人 は 聞いた こと が あり ませ ん よ。
- 10:20と 言いました。 浦島 は そんな はず は あり ませ ん 。確
- 10:25か にこの 辺 に住んでい た ので す と言いました。 そう 言われて 、おばあさ ん は考えていまし たが。
- 10:35ああ 、そうそ う。浦島 太郎 さ んは もう 300 年 も 前 の人 ですよ。
- 10:42私 が 子供 の 頃 に 聞いた 話 に 、昔 々こ の 浜 に浦島太 郎とい う 人 が居 て、あ る 日 船に乗 って 釣
- 10:53りに 出た まま帰 っ てこ なくなりました。 多分 、竜 宮 へで も行っ た のだろ うとい うこ とです。
- 11:00何しろ o 昔 の 話 です から ね。 浦島 は びっくり して しまいました 。300
- 11:09年 おかしな こと だ たった 3年 、竜 宮にい たつも りなのに。
- 11:14それ が 300年 永遠。 すると 竜宮 の 3 年 は 人間 の 300年 なの か。
- 11:23それで は 家 も 無くなる はず だ し 、 お父さ ん や お母さ んもいな いは ずだ。
- 11:29こう 思う と 、浦 島 は急 に 悲し くなっ て 寂し くなりました。
- 11:36今更 リューグー が 恋 しくて たまらなく なって しまいました。
- 11:41また 海 に 行って みました が 、 盲 亀 も出て きま せ んか ら、どうや って 竜 宮へ 行 くか 方 法が あり
- 11:48ません。 その とき 、浦 島 はふ と持ってい た玉手 箱 に 気
- 11:55がつきました。 そうだ 、こ の 箱 を開け て みた らわか るかもしれない。
- 12:02こう 思う と 嬉 しく なって 、浦 島 は乙 姫 様 に言われ たこ と を忘れ て 箱 を開けました。
- 12:11すると 紫色 の 雲 が 中 から 出て きて 、そ れ が 顔 にかか る と 煙 が消え ていっ て 、 箱 の中 には
- 12:20何も残っ てい ま せんでした。 その代わり 、 海 に映っ た自 分 を視 る と 、 髪 も
- 12:28髭も真 っ 白なおじい さ んになっていました。 浦島 は 箱 の 中 を 見て。
- 12:36なるほど。 おと ひめ さま が 人間 の 一番 大事 な ところ を
- 12:40入れて おく と おっしゃった の は 人間 の 寿命 だった の だ な。
- 12:45お 残念 そうに 言いました。 春 の 海 は どこ まで も 遠く 、ど こか ら かい い
- 12:53声 で 歌 を歌 うの か、 また聞こ えてきました。 浦島 は ぼんやり と 昔 の こと を 思い出 していました。