
大企業病は「外から来るウイルス」ではない──バイエルCEOの逆説
大企業病や官僚主義は、健康な組織に外から入り込む「ウイルス」のようなもの──そう考えて、ルールを減らし、複雑さを取り除こうとしてきた。けれど20年戦っても、状況はむしろ悪化していく。その経験からたどり着いた結論は、官僚主義は外から来るのではなく、組織の構造そのものが生み出している、というものでした。
今回は、米国の著名VC Sequoia Capital のポッドキャスト『Long Strange Trip』から、ドイツの製薬・ライフサイエンス大手バイエルの現CEO、ビル・アンダーソンの回を取り上げます。アスピリンを生んだ160年以上の歴史を持つ、従業員10万人超の巨大企業を、いかにスタートアップのように速く動かすか。アンダーソンが進めるのは、11〜12あった階層を約6層へ半減させ、1人のマネージャーが見る部下を平均6.5人から14人(最大90人)へ広げ、年次予算を廃止して全社を「90日サイクル」で回すという、徹底した組織の再設計です。命令と統制を成り立たなくし、現場が事業のオーナーにならざるを得ない構造へ。その仕組みを、朝倉自身がミクシィで取り組んだ経験や、上場(IPO)がこうした自由をどう制約するのか、という論点とともに議論しています。
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