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#113 「ラヂヲの時間」他

BSS山陰放送の元DJ、わだひろと(阿太朗)氏に関する記録です。1970年代の深夜番組『ミッドナイト・パートナー』最終回の音源やブログを通じ、当時の放送事故やリスナーとの交流、カフレバー等の技術、共に人気を博した陶山史朗や永東明らとの青春が綴られています。

現在は風紋亭夏朝として落語を嗜みつつ、福山市で「珈琲&レコードで愉しむ会」を主宰。ドーナツ盤の魅力と自身の原点であるラジオ文化を伝え続けています。

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不完全な「声」が震わせた深夜の魂:1972年、わだひろとがマイクに込めた「接続」の正体1. はじめに:深夜0時5分、周波数を合わせた先にあったもの

スマートフォンの冷たいブルーライトが部屋を照らし、指先一つで世界と繋がれる現代。しかし、私たちの孤独はあの日よりも深まってはいないだろうか。

かつて、深夜の静寂の中にだけ現れる「解放区」があった。真空管ラジオから漏れる淡い光と、ザーザーという絶え間ないノイズの向こう側。1972年、山陰放送(BSS)のラジオブースは、たばこの煙が立ち込め、機材の熱気と独特の緊張感に満ちていた。そのマイクの前に立っていたのは、プロのアナウンサーではない。留年を目前に控えた、一人の大学生・わだひろと氏だった。…

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