
1兆円を盗んだ北朝鮮ハッカーの正体(超乏しいインターネット資産1,024個のIPアドレスで何故)
世界最大級の暗号資産取引所バイナンスから、わずか30分間のうちに約63億ドル(日本円で約1兆円)もの巨大資産が持ち去られる前代未聞の事件が発生しました。国全体を合わせてもわずか1,024個のIPアドレスしか存在しない「デジタル孤立国」北朝鮮が、なぜ地球規模のサイバー空間で世界最大の暗号資産強盗になり得たのでしょうか。
日本国内でもDMM Bitcoinから約482億円相当の資産が流出するなど、暗号資産を狙った大規模な強奪事件が相次いでいます。警察庁や米FBIなどの捜査機関が指し示す黒幕は、一貫して同じ国家です。
表向きのネット環境は壊滅的でありながら、裏では地球上のあらゆる高度な取引所を突破してみせる——一見するとあり得ないこの衝撃的な矛盾の裏には、攻撃手法の巧妙な構造的ギャップと、サイバー犯罪が「国家の正規ビジネス」として組み込まれた驚くべき実態が隠されています。
北朝鮮の「外向け」インターネットインフラは、私たちが日常的に利用している環境とは比較にならないほど極端に狭く、脆い状態にあります。
国家全体に割り当てられているIPアドレス(インターネット上の住所)は、わずか1,024個しか存在しません。これは日本の一般的な企業や小さな自治体ひとつ分にも満たない規模です。…
The skinny
The skinny isn't ready yet — notes appear once the transcript is processed.