Latest / N2~N1日本語!Haru no Nihongo / 【Audio Book/朗読】『雪女(ゆきおんな)』Yuki Onna/Japanese Classical Stories
Transcript
- 0:02雪女。 小泉 八雲。
- 0:27或 村 に 模索 みの 吉 という 二人 の 木こり がいた。 模索 は 老人 であった。
- 0:39そして みの 吉 は 一 八 の 少年 であった。 毎日 、彼 ら は 村か ら 約ふ た 里離れ た 森 へ一 緒
- 0:52に出かけた。 その 森 へ 行く 道 に もたら なければ ならない
- 0:58。おーき な 川 がある。
- 1:02そして 船 が ある。 模索 と みの 吉 は 、ある 日とて も寒 い晩。
- 1:12帰り道 に 、お ぉ、 吹雪だった。 皮 に ついた が 、 船 の渡し 守 は帰っ たこ と
- 1:20がわかった。 泳 げる ような 秀 は なかった。
- 1:27それで 二人 は 近く の 小屋 に 避難 した。 親 が 見つかって よかった と 思った。
- 1:39小屋 には 非 は なかった。 窓 のない 、小さ い小 屋であった。
- 1:47模索 と みの 吉 は 扉 を 閉めて。 休息 する ため に 横 に なった。
- 1:56はじめ の うち は あまり 寒い と 感じ なかった。 そして オー ふぶき は その うち 止む と 思った。
- 2:09老人 は やがて 眠り に ついた。 しかし 、少 年みの き ち は長 い 間 目 が冷めてい て、
- 2:20恐ろ し い 風 や 扉にあ たる雪 の 音を聞いていた。 川 は ゴーゴー と なっていた。
- 2:30小屋 は 揺れて ミシミシ 音 が した。 恐ろ しい オー ふぶき であった。
- 2:41空気 は 一刻 一刻 寒くなって いった。 そして みの 吉 は 震えていた。
- 2:52しかし とうとう 寒い にもかかわらず 、 彼 も寝 てしまった。
- 3:01彼 は 顔 に 雪 が かかる ので 目 が 覚めた。 小屋 の 扉 は 空いていた。
- 3:10そして 部屋 の 中 に 真っ白い 服 の 女 を 見た。 その 女 は 模索 の 上 に 座って。
- 3:20彼 に 彼女 の 息 を 吹き かけていた。 そして 彼女 の 息 は 白い 煙 の よう であった。
- 3:31ほとんど 同時 に みのき ち の 方 へ 振り向いて。 彼 の 上 に 坐った。
- 3:39彼 は 叫 ぼう と したが 、全 く 声 が 出なかった。 白い 服 の 女 は 彼 の 顔 に 近づいた。
- 3:52そして 彼女 の 目 は 恐ろ しかった が。 彼女 が とても きれい である と 気づいた。
- 4:01しばらく 彼女 は 彼 を 見 続けていた。 そして 彼女 は 微笑んだ。
- 4:09そして 言った。 私 は 今。
- 4:15もう ひとり の ように 、あな た を 殺そ う か と思った。
- 4:21しかし 、あな た を気の 毒 だ と思った。 あなた は 若い の だ から。
- 4:29あなた は 美少年 ね。 皆 吉 さん。
- 4:35もう 私 は あなた に 何も し ませ ん。 しかし。
- 4:40もし あなた が 今夜 見た こと を 誰か に 言ったら? 私。
- 4:46あなた を 殺 します。 覚えて おき なさい 私 の 言う こと を。
- 4:56そう 言って 彼女 は 扉 から 出て 行った。 その 時 、 彼 は 動け るよう になって。
- 5:04飛び起きて 外 を 見た。 しかし 、 女 はど こにも いなかった。
- 5:13みの 吉 は 扉 を 閉めて。 扉 に 火 の 棒 を いくつか 立てかけて 、そ れ
- 5:19を支えた。 彼 は ただ 夢 を 見ていた かも知れない と 思った。
- 5:28彼 は 模索 を 読んで みた。 そして 老人 が 返事 を しなかった ので 驚いた。
- 5:38彼 は 暗い 中 手 で 模索 の 顔 に 触って みた。 そして それ が 小売 である こと が わかった。
- 5:50模索 は 固く なって 死んでいた。 朝 に なって 吹雪 は 止んだ。
- 6:01そして 渡し守 が その 小屋 に 来て。 模索 の 凍った 死体 の 傍 に 、ミ ノキ シ が凍え
- 6:10て倒れ てい る の を発 見した。 美濃 吉 は すぐ に 助け られた。
- 6:20しかし 、 彼 はそ の恐 ろし い 夜 の寒 さ の結 果、 長 い間病んでいた。
- 6:29また 、 彼 は老 人 の 死 によっ て落ち込んだ。 しかし 、 彼 は白 い 服 の 女 について は何 も 言
- 6:41わなかった。 翌年 の 冬 の ある 晩。
- 6:48家 に 帰る 途中。 偶然 、一 人 の若 い 女 にあった。
- 6:56彼女 は 背 の 高い ほっそり と した 少女 で 、とて もきれ い であった。
- 7:03そして みのき ち の 挨拶 に 答えた 彼女 の 声 は? 歌う 鳥 の 声 の ように 美 しかった。
- 7:14それから 彼 は 彼女 と 並んで 歩いた。 そして 話 を した。
- 7:23少女 は 名前 は 大雪 である と 言った。 それから 最近 、両 親 を亡 くし たこと。
- 7:33それから 江戸 へ 行く つもり である こと。 そこで 仕事 を 探す という こと。
- 7:43みの 吉 は すぐ に この 知らない 少女 に 懐か し さ を 感じた。
- 7:50そして 見れば 見る ほど 彼女 は 綺麗 に 見えた。 彼 は 彼女 に 夫 がいる か と 聞いた。
- 8:01彼女 は 笑い ながら いない と 答えた。 それから 今度 は 彼女 が みの 吉 は 結婚 して いる か
- 8:13と 聞いた。 彼 は 彼女 に 母 が 一人 いる が 、結 婚はま だ自 分
- 8:21が若 いか ら考え たこ とがない。 と 答えた。
- 8:27村 に 着く 頃 までに 、彼 ら は お互 い を気に入っていた。
- 8:35そして その 時。 美濃 吉 は しばらく 自分 の 家 で 休む ように と 大雪
- 8:42に。 そして 彼 の 母 は 彼女 を 歓迎 して。
- 8:49彼女 の ため に 温かい 食事 を 用意 した。 お ゆき は とても いい 女性 で 、みの き ち の 母
- 8:59も彼 女 を気に入っ て、そ の後 彼 女 は お 嫁になった。 お ゆき は とても 良い 嫁 だった。
- 9:115 年 後 、みの き ち の 母 が死ん だとき。 彼女 の 最期 の 言葉 は?
- 9:17彼女 の 嫁 に 対 する 感謝 の 言葉 であった。 そして お ゆき と みの 吉 は 、男 女 十 人 の子 供
- 9:27を産んだ。 みんな きれい な 子ども で 色 が 非常 に 白かった。
- 9:37しかし 、田 舎 の人 々 は大 雪 を自 分た ち と違っ た不思 議 な 人 と考えた。
- 9:46ひと は 年 を とる。 しかし 、 を 雪 は 十 人 の子 供 の 母 となっ た
- 9:52後でも。 初めて 村 へ 来た 人 同じよう に 若く 見えた。
- 10:01ある 晩 、子ど もた ち が寝 た 後 でみの き ち入った。 夜 に 、お 前 を見 てい る と 、 私が 18 の 少
- 10:12年の 時の不 思 議 な 夜を思い出す。 私 は その 時 、 今 のお 前 のよう に綺 麗 な、そ
- 10:21して 色 白 な 人を見た。 本当 に その 女 は お前 に そっくり だった よ。
- 10:32お ゆき は 答えた。 その 人 の 話 を して ちょうだい。
- 10:39どこ で お会い に なった の? そこで 、あ の 夜 のこ と を彼 女 に話した。
- 10:47そして あの 夜 に あった 白い 女の子 と。 それから 模索 が 何も 言わず に 死んだ こと。
- 10:56そして 彼 は 言った。 眠って いる とき に でも 起きて いる 時 に でも お前
- 11:07の ように 綺麗 な 人 を 見た の は その 時 だけ だ。 もちろん それ は 人間 じゃ なかった。
- 11:16そして 私 は その 女 が 恐ろ しかった。 大変 恐ろ しかった。
- 11:24そして その 女 は 大変 白かった。 実際 は 氏 が 見た の は 夢 であった か?
- 11:32それとも 雪 女 であった か わからない。 お 行き は 突然 彼 の 上 に 座って。
- 11:43彼 の 顔 に 向かって 叫んだ。 それ は 私 でした。
- 11:52そして。 その 時 、あな た がそ のこ と を誰 か に言ったら?
- 11:57私 は あなた を 殺す と 言いました。 でも 、 今 はそ こ に眠っ てい る子ど もた ちがいる。
- 12:07だから 私 は あなた を 殺す こと が できない。 子供 たち を あなた に 頼 みます。
- 12:21彼女 が 叫んで いる 最中 、彼 女 の 声 は細 くなっていた。
- 12:28それから 彼女 は 風 の ように 消えて しまった。 再び 彼女 が 現れる こと は なかった。