
備忘録:Linux Mint(FT8運用)で完璧な時刻同期を手に入れる方法
FT8の成否を分ける「1秒の壁」:Linux Mintで完璧な時刻同期を手に入れる方法1. イントロダクション:デコードできないその理由は「時間」かもしれない
ウォーターフォールには強力な信号が流れているのに、WSJT-Xの画面には何も表示されない。そんなもどかしい経験はありませんか? 無線機の設定やアンテナのゲインを疑う前に、まずはPCの「時計」を確認してください。
FT8をはじめとするデジタルモードにおいて、PC時刻の正確さは、リグの出力やアンテナのSWRと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なファクターです。Windows環境では「BktTimeSync」にお任せだった時刻校正も、Linux Mintへの移行を機に「どうすれば確実に同期できるのか」と不安を感じる方も多いでしょう。「たかが1秒」のズレが、DX(遠距離通信)との貴重なQSOチャンスを奪ってしまうのです。
本記事では、Linux Mintでプロ級の時刻精度を実現し、FT8運用の質を劇的に向上させる方法を解説します。
FT8は15秒という厳密なタイムスロットの中で送受信を切り替えるプロトコルです。そのため、PCの時計が±1秒以内に収まっていないと、デコード率が著しく低下し、こちらからの送信も相手に届かなくなります。
運用中、WSJT-Xのデコード画面にある**「DT(時間差)」**という項目をチェックしてください。…
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