Latest / 英国ドラマタイム / #100 「英国ドラマタイム」100回記念|『高慢と偏見』のペンバリーへ――ライムパークを歩いてみた
Transcript
- 0:09英国ドラマタイムへようこそ。
- 0:11この番組は、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、
- 0:14ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、
- 0:17当時の暮らしまで深掘りしてご紹介しています。
- 0:20物語の背景を知ると、作品がもっと楽しくなります。
- 0:25お久しぶりです。
- 0:26イギリスに来て、まもなく1ヶ月になります。
- 0:30今回は、このポッドキャスト放送100回記念です。
- 0:34ということで、イギリスからお届けしています。
- 0:38今回の私の旅の目的なんですが、
- 0:4280歳の母とイギリスの妹家族に会いに行くこと、
- 0:47女一子の小学卒業のセレモニーに出席すること、
- 0:52そして、いつも乗り継ぎだけで通過していたフィンランドを旅すること、
- 0:56というプライベートな目的もあります。
- 0:59そして、お仕事に関しては、カントリーハウス訪問や
- 1:03英国文化探求という目的があって、今回の旅に来ています。
- 1:09今回初めて旅したフィンランドなんですが、とても良かったですよ。
- 1:15食べ物はとても美味しくて、出会う人もとても優しかったです。
- 1:20フィンランドの人はみんな英語がとても上手なので、
- 1:24英語のやりとりも本当にスムーズでした。
- 1:28イギリスとの比較という点からも、
- 1:30新鮮に感じる部分もたくさんあって、
- 1:33またそういった話はブログなどで投稿したいなと思っています。
- 1:38そして、今回の旅は本当にハプニングがたくさんで、
- 1:43ちょっと怖いくらいでした。
- 1:46これでちょっと落ち込み気味だったんですけれども、
- 1:49大事故とかではないし、それを回避するような小さなハプニングだから、
- 1:54むしろラッキーだと母からとても前向きなアドバイスをもらって
- 1:58旅を進めてきました。
- 2:01さて、ここからは今日の本題です。
- 2:06今日は先月7月17日に行ってきたライムパークについてお話ししたいと思います。
- 2:13もう何度も聞いたよと思われる方もいらっしゃると思いますが、
- 2:17このライムパークというカントリーハウスは、
- 2:20BBCドラマ高慢と偏見で、
- 2:23ミスター・ダーシーの大邸宅ペンバリーとして登場していた場所です。
- 2:29実際にはペンバリーの建物の外観と庭園の露出地として使われています。
- 2:37さて、そのペンバリーはどんな場面で登場していたんでしょうか。
- 2:44プロポーズを断られた怒りと自己嫌悪のようなもので、
- 2:48ずっともやもやを抱えていたプライドの高い大富豪のダーシー。
- 2:54ロンドンからペンバリーへ馬に乗って戻ってきています。
- 3:00自分の屋敷が遠くに見えて池のほとりのような場所で休憩しているときに、
- 3:06心を鎮めるためなのか、
- 3:08衝動的に池へ飛び込んでびしょ濡れで歩いていました。
- 3:12そこで、なんと突然自分を振ったヒロインのエリザベスとばったり再会します。
- 3:19お互いに気まずくてちょっと固まってしまう名シーン。
- 3:23でもそこから彼は必死で親戚なおもてなしをして、
- 3:28これまでのお名返事をしようと頑張るんです。
- 3:33私はこの日、妹の家から電車を乗り継いでライムパークに行きました。
- 3:40駅からは歩いて園内に入って、さらにエントランスから歩いていきます。
- 3:46そうすると、だんだんドラマでも何度も見てきた邸宅が姿を現す。
- 3:52ああ、ついに来たなという気持ちで一杯になりました。
- 3:57庭園を見て、池を回りながらダーシーとエリザベスが
- 4:02はい幸せしたのはここだなとか、ダーシーが着替えてて
- 4:07慌てて出てきたのはここだと確認しながら歩きます。
- 4:12そしてドラマには映らない場所も実際に歩いてみることで
- 4:17あの場所は邸宅のどんな位置にあるのかとか、庭や周囲の風景とどうつながっているのか
- 4:25そんなことも確認できます。これがまたとても興味深い時間なんです。
- 4:32そしてロケ地巡りの本当の楽しさは
- 4:36その場所に刻まれてきたリアルな歴史や文化を知ることでもあります。
- 4:41今回ご紹介しているライムパークも実はとても面白い場所なんです。
- 4:47この場所の歴史は中世まで遡ります。
- 4:50もともとは広大なディアパーク、ディアというのは鹿なんですけれども
- 4:56つまり鹿園に有力者が邸宅を築いたところから始まりました。
- 5:02私たち日本人が鹿と聞くと奈良の鹿のように
- 5:06神様の使いとして大切に守られてきた存在を思い浮かべるかなと思うんですけど
- 5:13でもイギリスのカントリーハウスにいる鹿は日本の鹿とは種類も異なります。
- 5:19そこには狩りをして鹿肉を得るという実用的な目的もありましたし
- 5:26同時に広大な鹿園そのものが漁師の権力やステータスを示す
- 5:32そういったものでもあったんです。
- 5:36ライムパークの領地は本当に広くて
- 5:40東京ディズニーリゾートに例えると
- 5:43なんと10個から11個入るような広さになるそうです。
- 5:48そしてこの場所を約550年にわたって受け継いできたのがレックテという一族です。
- 5:55この一族がどのようにしてこの土地を手に入れて
- 5:59どのように領地を広げ、そして資産を築いていったのか
- 6:03そこにも実はとても興味深い歴史があります。
- 6:08現在この広大な敷地と邸宅はナショナルトラストに寄贈されて
- 6:13一般に公開されています。
- 6:18さてここからはお知らせです。
- 6:21これまで毎月開催してきたオンラインお茶会は今回7回目となります。
- 6:27今日ご紹介したライムパークのバーチャルツアーを開催したいと思っています。
- 6:32一緒にイギリスのカントリーハウスを歩いているような
- 6:35そんな時間を楽しんでみませんか。
- 6:39ドラマの中の印象的な場面はどうしてこの場所で撮影されたのか
- 6:44というドラマのロケ地としての話から
- 6:47実際に私が電車と徒歩で訪れた道のりや
- 6:51現地に立って初めて感じた邸宅や庭園の雰囲気
- 6:55ライムパークの歴史などを写真を交えながらお話しします。
- 7:01皆さんの傲慢と偏見の世界がまた少し違って見える
- 7:04そんな時間になればいいなと思っています。
- 7:08開催日は8月29日土曜日の夜8時から9時
- 7:13お申し込みは8月19日まで受け付けています。
- 7:18お申し込みや詳しい内容は概要欄のリンクからお願いします。
- 7:25さて次回はロンドンの歴史散策についての話をしたいと思っています。
- 7:30どうぞお楽しみに。